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在宅看護専門看護師養成課程の更新

まだ書面では確認していませんが、日本看護系大学協議会から在宅看護専門看護師(CNS)の養成課程として、私たちの大学院の更新申請が認められたそうです。

いわゆる38単位の課程に踏み切ることは現時点ではできませんでしたが、26単位の課程をあと5年(実質は4年ぐらいでしょうか)続けられることになりました。都内には他にも2つの課程が私学で開講されていますが、本学で比較的安価に教育を提供できる場を維持できたことは、これまでの実績がある程度評価していただけたのだと思います。

在宅看護CNSに関心のある方は、受験の前に河原教授と面接をして頂くようにお願いいたします。

共分散構造分析の情報の整理

本日、聖路加国際大学の中山和弘先生に特別講義として、共分散構造分析について講義をしていただきました。使用する意義といったあたりを強調して説明して頂きました。

この機会にSEMについて情報を整理しておこうと思います。(いい情報があったら教えて下さい。 😛 )

分析ソフトウェア

ちゃんと機能別に一覧ができるとよいですが、調べる時間がなくて

AMOSSPSSのグループ製品。グラフィカルなインターフェースで操作が容易
SAS
R SEMライブラリフリーウェアですが、関連書籍・サイトは充実
M-plus様々なオプションが利用でき、マルチレベルSEMに対応、ただ購入は英文サイトからになる
HADEXCEL上で動くマクロプログラムだが、高機能でマルチレベルSEMにも対応

関連書籍

地図を書きたい!看護研究者の方へ

先日の看護科学学会で、FACEBOOKなどでつながっている数名の研究者の方から、呼び止められ「清水さんがアップしている地図ってどうやっているんですか?」と問い合わせがあったので、ソフトや書籍の紹介のページをご紹介します。

私自身は単発的に簡単な塗り分けをしたい時は、MANDARAを、科研の研究などで条件を変えて繰り返し分析をする時にはArcGISを使っています。でもArcGISはちょっと難しい。

こんなことしたい!とか操作方法についても、わかる範囲でお答えしようと思いますが、関連の書籍は一度目を通してからにしてくださると助かります。

荒川キャンパスの情報処理室には両方のソフトともインストールされているので、講習会的なことを実施することも可能ではあるのですが、そこまでの指導力はないかな…。(色々人を集めれば可能かもしれません)

第5回日本在宅看護学会学術集会に参加

久しぶりにブログを更新します。聖路加国際大学の山田雅子先生が大会長を務められた日本在宅看護学会で発表等々をしてきました。

正確な数は把握していませんが、大変多くの参加者が来場され、午前中に開催した在宅看護論実習についての交流集会は参加者が30名程度という話で準備を進めていたものの、会場への入場が可能となった開始15分前には私たちと一緒に参加者の方で席が埋まる状況で、開始時までに若干席を追加しても立ち見の方も大勢となってしまいました。

これでは交流のためのグループワークができないので、メンバーの先生が気を効かせて、プログラムが終了した別の部屋を確保してくださり誘導してくださったので、グループワーク時には写真のように少し余裕のある状況で対話をしていただくことができました。(感謝!)

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在宅看護の実習については、もちろん各教育機関ごとに創意工夫をしておられると思いますが、学校や地域毎の事情や制約もあり、もっと良い方法がないのかと関心をお持ちの方が多いことがよくわかりました。カリキュラム改正を見越して、色々提言やモデルの提示などに取り組むことになると思いますが、会員向けのこうしたイベントは継続して行く必要があると感じました。

この交流集会では、先日発行されたコミュニティケア臨時増刊号「訪問看護師・教員・学生すべてが成長できる“在宅看護”実習―“看護の本質”を体験できる!」 の一部も紹介したのですが、会場内の書店では売り切れになってしまったとのことで、こちらも想定以上だったようです。

また最後にはシンポジウムに来られていた地域看護CNSの馬庭恭子さんにご挨拶することができました。馬庭さんにはCNSコースの開設の際に東京都の大学としてどのような特徴を出していくべきかについて広島に伺ってアドバイスをいただきました。10年が経過し延長申請をするに至ったこと、修了生が在宅看護CNSとして活躍し始めていることへのお礼を申し上げることができました。

午前中の萱間先生の精神科訪問看護についての講演は内容もさることながら、研究者としてのあるべき姿勢を問われたような気がして、率直に「自分も頑張ろう」と思えました。午後はポスター発表や演題発表の座長などがあり、関心のあった他の発表やシンポジウムなどは拝見することができず、とても残念でしたが、山田先生ならびにスタッフの皆さんの尽力にも支えられ活気にあふれたよい学会でした。

精神科訪問看護算定要件の研修会の参加記

これも備忘録的な投稿です。

8月に精神科訪問看護の基本療養費の算定要件を満たすのに必要な知識を身につけるための研修に参加してきました。

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別に大学をクビになった時の働き口を確保しておこうと参加したわけではありません。 😀

本学では精神科訪問看護について、在宅看護学演習という科目の中で45分ほど取り上げています。(報酬や制度面については、他の制度と併せて別の授業で取り上げています)不十分とは言えないまでも、十分な授業ができていると自信をもっては言いづらいので、他者であれば精神障害者の支援をどのように説明をするのかを聞いてみることや、やはり非定型抗精神病薬やSNRIとか、自分が学生時にはなかったり、まだ使われていなかった薬品も多く出て来ているので、教科書的なというよりは、臨床的な感覚(厳密には感覚は臨床に出ないとわからないですが、ヒントみたいなもの)を身につけたいなと思って参加しました。

3日間の研修でしたが、全体の構成は良いと思いました。ただ精神科リハの話はゴミ屋敷の話などで、あまり「作業」って感じではなく(「作業」とは何かという議論になってしまいますが)これがOTの典型的な活動かといわれると若干違うような気もしましたが、その辺は学内にもOTの先生がおられ、知る機会もあると思うので、私としてはまあいいのかなと…。

実はこの研修には看護師・准看護師だけでなく、OTの参加者も結構いらしたようです。だからOTの先生の講演が入るのでしょうけど、個人的にはPSWの具体的な活動も知りたかったかな。

あとは、薬品の名前が結構どんどん講師の先生方から飛び出してくるので、慣れてないと、何のことだかわからなくなります。配布テキストにも主要なものは掲載されているのですが、少しアレンジした処方の話などだと不足するので、来年受講する方はスマホで補うか、以前紹介した精神科訪問看護 (Q&Aと事例でわかる訪問看護)などを手元に置いておくとよいかと思います。

会場は350人ぐらい参加者がいて、大盛況でした。